FPのセカンドオピニオンについて
スタッフのOです。
今日は静岡で個別相談をしていました。
さて、先日お客様からこんなお申し出がありました。
「Oさん、私他のFPさんの意見も聞いてみたいんですが、いいですか?」
「もちろん、構いませんよ。」とお答えしました。
この方のように、正直に(?)仰られる方は珍しいのですが、
お客様の中には時々このような方がいらっしゃいます。
医療の現場ではセカンドオピニオンという制度があります。
主治医の治療方針を聞いた後で、他の医師の意見を聞きに行くのは
患者さんの持つ当然の権利です。
しかもFPは別名「家計のドクター」ですから、
セカンドオピニオンをして頂いても、全然構いません。
ただ、医療のセカンドオピニオンとFPのセカンドオピニオンでは、
一つだけ大きな違いがあります。
医療現場では、検査方法や治療方法がある程度決まっているのに対し、
金融の現場では、それこそいろいろな方法があるということです。
つまり、目指すゴールは一つでも、そこに至るまでの過程はたくさんあって、
どれも間違いではないのです。
ですから、10人のFPに聞けば、10種類のプランが出てきて当たり前なのです。
そこで、前述のお客様にもこう申し添えました。
「多分他のFPさんは全く違うプランを出すでしょう。
でも、それは価値観の違いだったり、運用方針の違いだったりが原因で、
どれも間違いではありません。
だから、たくさんプランを出されて困ってしまうようなら、
主治医は一人か二人に絞ったほうがいいですよ。
最終的にはご自分と相性のいいFPを選んでください。」
FPのセカンドオピニオンについてのお話でした。
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